フェニルピラセタム(Phenylpiracetam)

フェニルピラセタム(製品名:フェノトロピル)は、ピラセタム分子にフェニル基が追加されたラセタム系の一つである。より低い用量でラセタム系特有の効果と、精神刺激作用を有する。興奮剤の一種でオリンピック禁止薬物になっている。

フェニルピラセタムと脳

脳機能の改善

フェニルピラセタム、主に器質性(症状や疾患が臓器・組織の形態的異常にもとづいて生じている状態)が原因の認知機能低下から、向上をみせる臨床試験がいくつかある[4][5][6][7][8]。ある一つの臨床試験では、てんかんを持つ若い患者に対しても、僅かな向上を報告した[6]。しかし、外傷性脳損傷を持つ若い患者に対しては、改善をみせなかった[7]。これらの臨床試験では、200-600mgの範囲で、全て一ヶ月以上の使用期間である。

精神刺激性

フェニルピラセタムを注射したラット(10-50mg/kg)は、自発運動(距離・速度)が増加する。R体が主な要因とされ、明らかな用量依存性みられなかった。R体の50mg/kgでは約4時間、ラセミ混合物は2時間持続した[9]

摂取量

医療目的では、フェニルピラセタムは100-200mgの範囲で、日に2-3回摂取される(トータルは200-600mg/日)。より低い用量でも効果があるが、適量は確立されていない。脂溶性であるため、食事や脂肪源(ココナッツオイルなど)と一緒に摂取する。

R体は、フェニルピラセタムの一般的な使用目的(認知機能・刺激性)に、S体より活動性をみせる。ラセミ混合物(販売されているタイプ)は、認知機能低下に効果的であとみられるが、ヌートロピック目的で若い健常者に効き目があるか定かではない。

副作用・安全性

フェニルピラセタムに対して研究は多くないが、ほとんどの1-2ヶ月の期間で行われた試験では、いかなる悪影響の報告がない。唯一の例は、多発性硬化症に対して、フェニルピラセタムによる治療を調査した試験で”睡眠障害”が報告されている[3]

掲示板では、300mgの高用量で頭痛があると報告されている。研究では、抗うつ作用があるとされているが、人によっては不安感を引き起こすようである。

体験談・評価

体験談: フェニルピラセタムは、人付き合いに最高のスマートドラッグだ!

一言で表すと『カフェインの覚醒とピラセタムの集中力を混ぜた薬』である。海外では、より覚醒効果を得るために、フェニルピラセタムとカフェインのスタックも人気になっている。日に200mg(100mgx2回)なら、約80円/日である。しかし、ラセタム系の中では上位の人気で、BulletproofのCEOデイヴ・アスプリーも愛用している。