サウナ浴で認知症予防?20年にわたる追跡調査

金曜日, 12月 16, 2016

東フィンランド大学による、「サウナ浴の頻度と認知症・アルツハイマー病の関係」を示す調査結果が、医学誌『age and ageing』に掲載されました(2016年12月7日)。

Sauna bathing is inversely associated with dementia and Alzheimer's disease in middle-aged Finnish men

概要

対象は、ベースラインの測定時(1984-1989)に選ばれた、42-60歳の明らかな健康的な2,315名の男性です。20年の追跡調査により、204名が認知症、123名がアルツハイマー病であると診断されました。

発見

  • 週4-7回のサウナ浴は、認知症の発症リスクを66%減少、アルツハイマー病においては65%
  • メカニズムを解明するためには、さらなる調査が必要だ!

ネットでの反応

  • まず収入/学歴/社会的地位で比較してほしかった。それらの要因は、アルツハイマー病・認知症と関連してるし、そのことがサウナの利用率と繋がりがあるかもしれないからね。
  • 社会的離脱者の方が認知症になりやすいことがわかっている。フィンランドでは、サウナ浴は社交場としても使われているはずだから、もしかしたら血圧より社会性との関係があるのかもしれない。
  • フィンランドは人口5百万に対して、サウナ浴ができる場所が2百万もある。社会性は関係なく、フィンランド人はみんな使っている。

  • フィンランドのサウナ浴について誤解してる人が多いようだ。サウナは、友達と話す場にも使われるけど、たいていは一人で沈思する場だよ。
  • 冷たい場所から暖かい場所に移動する「体温上昇のトレーニング」は、メリットが多くあると言われている。体温が急激に変化すると、エンドルフィン分泌、副交感神経系の刺激、白血球の上昇があり、中枢神経系を刺激することによって認知症を食い止める要因となっても不思議ではない。

ネットでは、欠陥のある調査(flawed study)だといわれたり評価が低いです。

社会に溶け込めない人や、地位が低い人が認知症を発症しやすいことは、世界各地の調査でわかっています。ですので、サウナ浴が、直接的に認知症予防になることを示すエビデンスとしては弱いものであるということですね。

現状、サウナに行くより社会性を高めた方が認知症予防になるエビデンスが強いです。具体的に言えば、結婚して家族を持ったり、仕事以外で趣味が合う友達を作ったりすることです。友達とサウナに行けば解決ですが・・・

フィンランドの世界で最もオープンなサウナ



フィンランドの首都ヘルシンキの傍にあって、なんと無料でボランティアによって運営されているようです。男女混浴で、水着もいならない。パーティ後とかに使われたりするみたいですね。

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