粉末状カフェインはFDA規制対象に?

金曜日, 11月 04, 2016

FDA(アメリカ食品医薬品局)は、純の粉末状カフェインを規制する警告文書をホームページ掲載し、最近では、スマドラ企業に対してもレターを送っているようです。そして、製品の押収や、差止命令などの行動を取ることを警告しています。

オーバードーズによる死亡例

規制の理由に、二人の若者の死があります。日本のテレビでは報道はされてないと思いますが、アメリカでは2014年に、輝かしい未来を持つ若者が亡くなり、規制する流れができました。

Logan James Stiner

Logan Stinerは、18歳という若さで亡くなりました。彼は、プロムキング(学校で選ばれる最もカッコいい男)であり、レスリングの選手でした。高校卒業後、大学進学のため勉強をする計画を立てていたそうです。

卒業数日前、忙しい週であったようでオーバードーズしたとみられています。彼の死亡後の血液からは、通常のコーヒー摂取者の23倍のカフェインが検出されました。

James Wade Sweatt

彼は、大学を卒業し、そして結婚しばたかりの24歳の若さでした。健康オタクで、ネットから正しい摂取量を計る換算表までダウンロードしていたり、ダイエットマウンテンデューを好んでいたようです。炭酸・砂糖を避けるため、見つけ出したのがカフェインでした。オーバードーズにより、昏睡状態になり死亡したとみられています。

二人の両親もメディアに積極的に発言し、カフェインの危険性を訴えています。よくメディアで使われていた言葉が、

a single teaspoon of the stimulant can be fatal

「ティースプーン一杯分で致死に至る可能性がある」

ティースプーン一杯分で、コーヒーの25倍のカフェインに相当します。嘔吐はまだマシな副作用で、吐く前に、昏睡状態になる可能性がある劇薬です。

カフェインは少量でも効果がある

Effects of a single, oral 60 mg caffeine dose on attention in healthy adult subjects.(2016/09/20)

2カ月前に、健常者(82名,40-60歳)に対して行われた最新調査です。

プラセボ群に比べ60mgのカフェインで見られた効果は、

  • 持続性注意力の向上
  • 反応速度・眼球運動性の向上
  • エラー率の減少
  • 主観的な気分の向上
Administration of a 60 mg caffeine dose resulted in a significant improvement in sustained attention compared with the placebo. Also a significantly improved peak saccadic velocity and reaction time performance was found, and decreased error rate. Significantly increased feelings of alertness, contentment and overall mood after caffeine treatment compared with placebo were observed.

パウダーがもうアウトになる流れなので、錠剤だとProLab, プロラブ, カフェイン、200 mg、100錠がコスパが良く人気です。この商品アメリカAmazonで$8.99ですが、Iherbだと¥729です(どちらも複数購入で割引があります)。ProLabの商品は、大量に仕入れると格安になるようで、Iherbの方が安く手に入ります。

200mgってすごく量が多いですよね。なぜかと言うと、プロラブってスポーツ専用のサプリメントなんです。スポーツとかなら200-600mgの用量が臨床試験で使われます。しかし、認知機能を計測する臨床試験では50-100mgが多く、200mgまで用いるのは珍しい方です。スポーツ目的じゃなければ、1回で高用量は必要ないですね。

まとめ

100%の純カフェインパウダーを、スマドラのサプライヤーから購入している人もいると思いますが、恐らく購入できなくなります。

50mg程度でも認知機能の向上を示すエビデンスは複数あるので、”少量から”自分のベストの用量を見つけると良いと思います。日によって用量を増やしたくなる時は、一度に増やすより、1-2時間開けて(ピーク時の様子を見て)、ちゃんと日の上限も決めて、少量を複数回に分けて摂取した方が良いと思います。

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