マグテインって本当に効果あるの?

土曜日, 10月 01, 2016

2重盲目、プラセボ対照により行われた、マグテイン(マグネシウムL-トレオン)の最新調査の紹介です。

マグテインとは

  • 製薬会社Magceuticsの特許商品
  • 開発はGuasong Liu(NMDA受容体による記憶力向上についての研究を1999年から始めている)というマサチューセッツ工科大で10年以上の教授努めていた人で、現在は中国の清華大学で教授を務めています。中国に渡る前に、Magceuticsという製薬会社の共同創立者となりました。
  • マグネシウムL-トレオンは血液脳関門(BBB)を通過しやすく、健常ラットに対してNMDA受容体のアップレギュレーションを行うことで、シナプス可塑性を促進し、記憶力向上をみせる調査データがあります。そのため、スマドラ目的として注目されています。

マグテインは誇大広告(Hype)だ!!

MAGNESIUM L-THREONATE is NO more effective than SULFATE form

硫酸塩マグネシムより効果的でない!ScienceGuyというLongecityでは結構アクティブな人が、エビデンスを出し主張しています。しかし、脳に障害がある人では、血液脳関門(BBB)で栄養素が通過しやすいので、この調査は有効ではないとか反論されてます。

Magnesium l-threonate/Magtein: publication bias in its human trials

こっちはGwernというスマドラを自己実験を行ったりしている人が出版バイアス(publication bias)があるぞ!って主張しているんですね。

その理由は、「ヒトを対象とした臨床試験の結果を2012年に出版する」ということをMagceuticsのホームページで知らせていたんですが、2015年まで出版されてないんですね。それをメールしたら「保留中です」という返事が返ってきて、「ただ、良い結果がでないから出版してないだけだろ!」みたいな感じですね。悪い結果なら出版してしまえば、マグテインの売り上げに響きますからね。

良く調べたら、2つぐらいは出版されていない調査があるぞ!ということを述べてます。

2012年に出版予定だった調査が、やっと2016年に公表されました。

ヒトを対象とした最新研究

Efficacy and Safety of MMFS-01, a Synapse Density Enhancer, for Treating Cognitive Impairment in Older Adults: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Trial.(2016)

二重盲検、プラセボ対照で行われた臨床試験では、年配者を対象に、MMFS-01(L-トレオン酸マグネシウム)の有効性が調査されました。

結果では、総合的な認知機能(overall cognition)が6週間で十分に向上し、12週間でも効果が保たれました。

総合的な認知機能とは、実行機能、ワーキングメモリ、注意力、エピソード記憶によるものです。また、気分、睡眠の質の計測も行っています。

Our efficacy evaluation included determination of body magnesium status, tests of cognition in four domains (executive function, working memory, attention, and episodic memory), and measurements of sleep quality and emotional state

結論では、「シナプス密度の増加、認知能力の回復に対して、マグネシウムL-トレオンの有効性を論証した」と書かれています。

In summary, the current study demonstrated efficacy of MMFS-01, a compound designed to increase brain synapse density, on restoration of cognitive abilities.
まとめ

誇大広告(Hype)と言われていましたが、ヒトを対象とした2重盲目で行われた調査で、対象は認知障害のある年配者ですが、計測された課題の全てで認知機能向上をみせています。開発元のGuasong Liuさんの研究機関での結果なので、過大評価し、お金儲けの線は消えませんが・・・

自分の意見ですが、やっぱ誇大広告(Hype)ですね。認知症患者を対象にしてるのに、論文や宣伝サイトでも、年配に良いとか言葉がすり替えられていたり、タイトルの「Synapse Density Enhancer(シナプス密度促進薬)」はスマドラ意識しすぎだし、この臨床試験で使用された商標clarimemが既に誇大広告(9年も脳が若返る!!)だし、宣伝用の論文で感じです。

あと問題は、マグテインは特許商品なので値段が高いことですね。安くすませたいなら、お風呂に入れるタイプか、睡眠アミノ酸とのキレートのグリシン酸マグネシウムをお勧めしてます。

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