MCTオイルはスマドラー必需品?

土曜日, 9月 03, 2016

つい数日前に発表された「ケトン食(MCTオイル)が認知機能へ与える効果」の調査によると、MCTオイルにより、認知機能が向上したというデータがでました。

MCTオイル調査の概要

認知症にない19名の高齢者(平均66.1歳)を対象に、ケトンフォーミュラ(MCT20g相当)の食事グループと、同カロリーの食事グループに分け、認知機能を測定するテストを行いました。この調査は、別日にも行われました。

Effect of a ketogenic meal on cognitive function in elderly adults: potential for cognitive enhancement.(2016)


MCTグループに見られた結果をまとめると、

  • 1回の食事後、血液のケトン体濃度が上昇
  • 認知機能を計測する3つの課題で向上(digit span test, Trail-Making Test B, the global score)
  • ケトン体の一つである3-ヒドロキシ酪酸実行機能の関連性を示唆
  • 元が低成績者において、高い認知機能の向上

要するに、認知症にない老人にワーキングメモリ・視覚注意力・タスクの切り替えに効果あったよ!!ってこと

概要だけ読むと、「MCTオイル最強じゃねーか」っと思いましたが、海外では批判的なコメントがトップにきています。

マーケティング目的だろ!!

共同研究にも加わっている、明治が商標登録しているケトンフォームラだけを使用しています。マーケティング目的じゃないなら、他のMCTオイルも使うべきでは?という意見があります。

また、サンプルサイズはたったの19で、いろいろなテスト行っています。当然、いくつもやれば、それだけ偶然に、”統計的に十分な上昇をみせるデータ”がでやすいことになります。

「3つのテストで十分な向上みせた!」と概要に書いてあるが、「いくつのテストを行ったか」「効果を見せなかったテスト」について全く記述がありません(概要部分だけの判断)。

もう一つ、19のサンプルから、さらにその中で「比較的低成績者に対して、かなりの向上をみせた」と書かれているが、低成績者の選定の評価基準を変えれば、いくらでも跡付けできます。これらは、典型的なマーケティティングの上等手段と指摘されています。

一定の評価も

肝臓のグルコースを枯渇させない状態で、1回のMCT摂取でケトン体上昇をみせた、興味深い研究・エビデンスではあります。

まとめ

ケトン体によってBDNF上昇が示唆されています。そのケトン体を増やすのは、基本的には肝臓のグルコース値を枯渇させなければなりません。

MCTオイルは、脂溶性のアニラセタム、ヌーペプトと相性が良いですし、運動前に摂取でケトン体の増加させ、さらに1回の食事でも、そして食欲も抑えれて、

もっと評価を受けても良いヌートロピックじゃないでしょうか。

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