ピラセタムは長期的服用でアホになっちゃうの?

火曜日, 8月 23, 2016

ピラセタムの長期服用による効果を調べた研究が一つだけ存在します。それは、2013年にフランスのボルドー大学が「20年にわたるイチョウ葉の効果」を調べてる研究で、ピラセタムが比較薬として選ばれています。

どんな感じで調査されたの?

この調査の特徴は、今までの「イチョウの葉の長期的服用による効果はない!!」という研究に対して、「でも、5-6年位しか調査してないんだろ?認知機能低下は10年単位で調べないと!」とういう主張をしていて、なんと20年にわたる調査結果を発表しました[3]

今までのイチョウの葉の研究によると、

  • 5年にわたる2854名を対象にした調査では、アルツハイマー発症率、進行の緩和に効果をみせず[1]
  • 6年にわたる3069名を対象にした調査では、認知症・アルツハイマー発症率に変化なし![2]

このボルドー大によって行われた調査では、対象者は、認知症にない65歳以上の3612名を対象としています。

結果では、痴呆の診断用に使われるミニメンタルステート検査において、イチョウの葉郡、両方使用していない郡と比べ、最もピラセタム郡は低下率が高くなっています


この論文には以下の反論も、

コリンと一緒にとってないからだ

とか、

サンプルサイズが小さすぎる

という意見が出ています。サンプルサイズにおいては、この論文の著者も認めております。サンプルサイズはたったの149名です。

しかし、「長期的にみてピラセタムは効果がない」と断言的には言えないにしろ、長期的な調査を行った最も信頼できるエビデンスであることは間違いありません。やはりこの結果は、無視はできないしょう。

そもそも栄養素じゃないし、認知障害の回復期に使われるもので、長期服用する薬品ではないはずです。一番怖いのは、こういうマイナス情報は、いっさい粉市とか○○堂とかの商品ページに載らないんですよね・・・


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